導入文
休職後に退職を選択した場合、次に直面するのが収入の空白。
雇用保険の「失業給付(基本手当)」は、再就職までの生活を支える大切な制度です。
本記事では、看護師が利用する際の条件・手続き・注意点を解説します。
制度の概要
雇用保険に加入していた労働者が、失業状態にあるときに支給されるのが失業給付です。
求職活動を行っていることが受給の大前提。
看護師の場合、需要が高いため求職活動実績を作りやすいという特徴があります。
受給条件
①退職前2年間で通算12か月以上の雇用保険加入
②自己都合退職の場合は3か月の給付制限あり
③会社都合退職や特定理由離職者は制限なし
④求職活動を行い、就職可能な状態であること
※精神疾患による退職は医師の診断書提出で「特定理由離職者」扱いになる場合あり。
給付額・期間
支給額=賃金日額×50〜80%。
上限・下限は年齢区分によって設定あり。
給付期間は90日〜最大360日。被保険者期間・年齢・離職理由により変動。
申請手続き
必要書類:離職票、雇用保険被保険者証、写真、通帳など。
手続き場所:ハローワーク。
流れ:退職→離職票受領→ハローワーク登録→受給説明会→認定日ごとに求職活動実績報告。
看護師特有の注意点
・精神的理由での退職が多く、医師意見書を添えることで給付制限が短縮される可能性あり。
・求人需要が高いため、ハローワークでの活動実績を比較的作りやすい。
・短時間アルバイトをするときは「内職・手伝い」扱いになるか確認が必要。
FAQ
Q:自己都合退職でもすぐに受給できますか?
A:原則3か月の給付制限があります。例外的に短縮されるケースあり。
Q:再就職手当とは?
A:給付期間を残して就職すると支給される奨励金です。
まとめ・チェックリスト
✅ 雇用保険加入期間を確認
✅ 退職理由を整理(会社都合か自己都合か)
✅ 離職票を受け取る
✅ ハローワークで登録・求職活動開始
CTA
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